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2017年4月18日

国際科学技術財団 2017年度研究助成
1件当たり100万円を対象者23名に贈呈

 

公益財団法人 国際科学技術財団は、本日4月18日(火)、ホテルニューオータニにて、2017年度研究助成の対象となる研究者に向けた贈呈式を執り行いました。2017年度は合計23件に対し、1件当たり100万円を贈呈しました。

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2017年助成式の様子

研究助成は当財団が将来嘱望される若手科学者の研究活動を支援・奨励することにより、科学技術の更なる進歩とともに、それによって人類の平和と繁栄がもたらされることを目的とした事業です。毎年、35歳以下の若手科学者を対象に独創的で発展性があり、社会に貢献できる研究に対して助成金を贈呈しています。

研究対象は当財団が顕彰するJapan Prize(日本国際賞)の該当年度の授賞分野と同じ2分野に「クリーン&サステイナブルエネルギー」分野を加えた3分野です。毎年、各分野における権威ある大学教授等から構成される選考委員会を発足し、贈呈対象者を決定しています。

2017年度は今年の授賞分野であった「エレクトロニクス、情報、通信」と「生命科学」の各分野で10件ずつ、「クリーン&サステイナブルエネルギー」分野で3件、合計23件(23名)に対し、贈呈を行いました。贈呈対象者の詳細につきましては次頁以降をご参照ください。

2006年に始まったこの助成制度で、財団はこれまで227名の若い研究者を支援してきました。贈呈対象者はJapan Prize授賞式と祝宴への出席の他、受賞者を交えた学術懇談会や記念講演会の傍聴など、その年の4月のJapan Prize週間の行事に参加します。これまで行事に参加した贈呈対象者は「受賞者の言葉を直接聞き、先輩研究者と交流して助言を得ることができ、貴重な機会になった」と述べています。

また、贈呈対象者には小・中・高校生を主な対象とした「やさしい科学技術セミナー」の講師を務めていただきます。子供たちへの科学技術の知識の普及と啓発を目的としたこのセミナーは贈呈対象者の母校や大学キャンパス、研究所等、毎年全国各地で開催されています。最新の科学を平易な言葉で説明する座学に加えて、実験や観察も行うなど、講師の工夫をこらした熱意のこもったセミナーで科学ファンを増やしています。

 

2017年研究助成 贈呈対象者

 

「エレクトロニクス、情報、通信」分野 (10名)

(敬称略 五十音順)

名前
所属
研究テーマ
荒瀬 由紀 大阪大学 大学院情報科学研究科 マルチメディア工学専攻 准教授 意味的距離をとらえる言語のベクトル化
王 瀟岩 茨城大学 工学部 メディア通信工学科 助教 ダイナミックかつ密な周波数共用技術に関する研究
小林 洋介 室蘭工業大学 大学院工学研究科 しくみ情報系領域 助教 発話構文解析を利用した「よく聴こえる」拡声システム
齊藤 尚平 京都大学 大学院理学研究科 化学専攻 准教授 光で剥がせるπ共役液晶接着材料の開発と高性能化
迫田 將仁 東京農工大学 大学院工学研究院 物理システム工学専攻 助教 鉄系高温超伝導体を用いたジョセフソン素子の実証
~超伝導デバイスのヘリウムフリー化と省電力化の実現~
中林 千浩 山形大学 大学院有機材料システム 研究科 有機材料システム専攻 助教 高分子の自己組織化を活用した高輝度フルカラー発光性ナノ粒子の創製
名越 貴志 産業技術総合研究所 製造技術研究部門 研究員 MEMS部材の両振り応力条件による疲労挙動評価技術の開発
道畑 正岐 東京大学 先端科学技術研究センター 光製造科学部門 助教 次世代3次元集積回路実現に向けた光圧力による金属3次元ナノ構造創成
森竹 勇斗 理化学研究所 光量子工学研究領域 エクストリームフォトニクス研究グループ 特別研究員 メタマテリアルを用いた量子ドット発光制御による円偏光光源の開発
渡部 康平 長岡技術科学大学 大学院工学研究科 電気電子情報工学専攻 助教 ネットワークの保守・運用作業の作業の自動化のためのネットワークモデル化技術の開発

 

「生命科学」分野 (10名)

(敬称略 五十音順)

名前
所属
研究テーマ
犬束 歩 自治医科大学 医学部生理学講座 助教 ストレスと孤独との負のスパイラルを緩和するオキシトシン神経のはたらき
北西 卓磨 大阪市立大学 大学院医学研究科 神経生理学教室 講師 大規模シナプス同定法による神経演算原理の解明
木矢 星歌 金沢大学 理工研究域自然システム学系 博士研究員 昆虫の忌避行動を制御する神経機構の解明
鈴木 浩典 微生物化学研究所 分子構造解析部 博士研究員 細胞の恒常性維持に関わる選択的オートファジーの構造基盤
高尾 大輔 国立遺伝学研究所 分子遺伝研究系 助教 中心体複製メカニズムに関わる内在性分子の時空間マッピング
高橋 佑磨 千葉大学 大学院理学研究科 生物学コース 助教 集団トランスクリプトミクスによる分布限界の成立の集団遺伝学的基盤の解明
遠山 周吾 慶應義塾大学 医学部循環器内科学教室 特任助教 ヒトiPS細胞由来移植細胞における長期生着モデルブタの開発と再生医療への応用
古田 芳一 北海道大学人獣共通感染症 リサーチセンター 講師 バクテリアのゲノム修飾による遺伝子発現制御メカニズムの網羅的解析
水谷 玲菜 東京大学アイソトープ総合センター 特任助教 長鎖非コードRNAを含有する新規核内構造体を介した熱ショック応答機構の解明
望月 智弘 東京工業大学地球生命研究所 研究員 高温熱水系に生息するウイルスゲノムDNAの分子組成解析

 

「クリーン&サステイナブルエネルギー」分野 (3名)

(敬称略 五十音順)

名前
所属
研究テーマ
石井 智 物質・材料研究機構 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点 研究員 太陽熱の高効率利用に向けた遷移金属窒化物ナノ構造による光熱変換
石橋 琢也 産業技術総合研究所 福島再生可能エネルギー研究所 研究員 EGS型地熱開発に向けた、岩石き裂のせん断滑りにともなう透水性変化挙動の解明
板岡 加成恵 山口大学 大学院創成科学研究科 化学系専攻 学術研究員 自己組織化単分子(SAM)電解質を用いたマグネシウム-硫黄二次電池の長寿命化技術の開発
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