ストックホルム国際青年科学セミナー

2015年派遣学生

siyss2015sasamori笹森 瞳
北海道大学医学部医学研究科 4年
 

 私は、ノーベル賞週間行事に合わせてスウェーデンのストックホルムで開かれた「ストックホルム国際青年科学セミナー(SIYSS)」に、2015年の日本代表のうちの1人として派遣していただきました。日本からは、国際科学技術財団が派遣してくださっています。世界各国から25名の若手研究者として歩む学生が集まり、研究発表やディスカッションだけでなく、ストックホルムの大学・研究所の訪問、ノーベル賞受賞記念講演、記者会見、祝賀レセプション、授賞式、晩餐会などにも参加しました。このセミナーでは、3つのことが印象に残りました。ノーベル賞を受賞された方々との交流、自分の研究を大きな舞台で発表したこと、そして世界中から集まった優秀な同世代の学生との交流です。

 まず、ノーベル賞関連行事へ参加して、受賞者・関係者の皆様との交流を通じて学んだことを紹介します。ノーベル賞を受賞された方々のお話を伺って感じたのは、彼らの研究への情熱です。何十年もの間、自分の研究に力を注いできた人の言葉には、大変重みがありました。特に、梶田先生が記念講演で強調されていた、「協力すること」や、「若い人の力」を大切にすること、が印象に残りました。これから研究を進めていくときに、この言葉を大切にしていきたいと思います。

 次に、自分の研究を大勢の前で発表する機会を得たことについてです。SIYSSでは、現地の高校生の前で、自分の研究を口頭発表とポスター発表する場があります。この発表の前に、SIYSSに参加している学生とコーディネーターの小さなグループで練習し、フィードバックをもらって、発表を改善することができます。学会とは違った場面で、高校生に向けて発表することは、自分の研究と社会の接点を見つめなおすことになるので、非常に勉強になりました。また、他のSIYSS参加者の研究に触れ、その熱意や姿勢を見ることで、興味の幅を広げ、そして刺激を得ることができました。

 最後に、世界中から集まった優秀な同世代の学生との交流についてです。今回SIYSSに参加して、もっとも今後の糧となるであろうことのうちの1つであります。彼らはとても優秀で、それぞれの研究分野のみならず色々なことに対して好奇心にあふれ、研究熱心で、そして個性的でした。医学部生という近い進路を歩んでいる他の国の学生たちとは、学部生という立場で研究するということや、今後のキャリアの組み立て方、医学研究の中でも今話題の分野について、熱い議論をすることができました。また、他の分野で輝いている学生たちとは、研究のみならず言語や文化、政治や国のあり方に至るまで、色々と情報交換することができました。今後、自分も国際社会に出ていく可能性を踏まえ、国際性を身に付ける第一歩となりました。

 このように、今回のSIYSS参加で、たくさんのことを学ぶことができました。国際科学技術財団を始め、渡航にあたりご理解ご協力くださった皆様に、この場を借りて御礼申し上げます。

2015siyss04

ノーベル物理学賞受賞者、梶田博士と

 

 

 


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